先日、経営者が集まるセミナーに参加してきました。
そのセミナーでは、3名の社長が50分の持ち時間で、
自社サービスを紹介する講演が行われていました。
ここで、三者三様のプレゼンを聞くことができたので、ちょっと紹介しますね。

一人目の方は、30代中盤の社長さん。
緊張していたせいか、淡々とした話し方で、話の流れも
あまり魅力的ではありませんでした。
聞いていて辛いということはなかったですが、普通という印象。
しかし、紹介したサービスが聴衆のニーズ(日頃の悩み)にマッチしていたため、
とても反応がよく、講演後も多くの人が名刺交換をしていました。
私も名刺交換して

「講演の指導やブラッシュアップのお手伝いをしています」

とお話しても、自分には関係ないといった感じで、興味がなさそう・・・
商品力がずば抜けていると、プレゼンがあまり良くなくても売れる
という代表事例ですね。
いざ、商品力が低下してくると、途端に売れなくなってしまうので、
今のうちにプレゼン力を鍛えておいた方が良いなと感じました。

二人目の方は、50代前半の社長さん。

この方の講演は、正直、聞くのが苦痛でした。
どんな講演だったかと言うと…

そもそもタイトルと話している内容が違っているし、
聴衆にとって、なぜその話が必要なのか、という動機付けがまったくありませんでした。
『お金の教育』というテーマだったのですが、話している内容も専門的すぎて、
「何を話しているのだ?」と頭に?がたくさん浮かんでいる状態。
こんな人に、社員教育をやってほしくないなぁと感じてしまうほどでした。
極めつけは、スライド資料が、どこかのホームページから引用した図版を使っているため
画像が粗く、見えにくいということ。
プロの仕事とは思えない状態なので、1つ1つ着実に改善が必要ですね。

最後、三人目の方は、30代前半の社長さん。

この方の講演はとても良かったです!
講演など大人数の前で話すことには慣れていないようで、
プレゼンの技術という点では、まだまだ改善するところがありました。
では、なぜ良かったかというと。
この社長さんの『人柄』がにじみ出ていた講演だったということです。
講演だからといって、かしこまったりするのではなく、話し方や話す内容などが
普段通り、素のままという印象でした。
自分が感じたこと、思ったことを自分の言葉で、感情を込めて語っていました。
だからこそ、この社長さんの想いも伝わってきましたし、この人ともっとお話したいと
いう気になりました。
また、この方だけ会場に笑いが起きましたね。
プレゼンテーションの技術の中には「Parsonality」という
要素もあります。
プレゼンターの人柄・個性・人間性というものですね。
自分を抑えて、よそゆきの姿で話すのではなく、ありのままの姿を見せた方が、
最後は聴衆の心を動かすものですよ。